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マカオ・タワー

最近作られたマカオ名物にマカオ・タワーがあります。2001年に完成したもので、高さが338メートルと、現時点では世界で10番目の高さだそうです。高い塔といえば、パリのエッフェル塔をはじめ、東京タワー、いま建設中の東京スカイツリーなど鉄骨造りが多いように思いますが、この塔は鉄骨をコンクリートで覆っているようです。電波の発信や通信基地などとして用いられているのは、ほかの高い塔と同じです。macao tower.JPG

いくらかの入場料を払って、エレベータで61階に相当する高さにある展望台に昇れます。売り物は、そこから行うバンジー・ジャンプです。命綱のロープをつけ地球の重力に曳かれて真下に落下する(飛び降りる)というスポーツないし娯楽です。高さが233メートルからのバンジー・ジャンプというのは、世界でもっとも高いところからのものだそうです。料金は2万円ほど。ロープは伸縮するゴムでできていますから、時速200キロほどで落下したあと、塔に沿った空中でしばし上下に浮遊します。足を上にした宙吊りの姿ですが、やがてロープを下げられて介添えの力を得て地上に降り立つ、という段取りです。

〈ロープに身体が巻き込まれでもしたら〉という心配に思い至りましたが、よく見ると落下する両側にはガイドレールがあり、巻き込まれる心配がないように設計されているようです。飛び降りる際には恐怖心に打ち勝つことがむずかしいでしょうから、飛び出し口の両側には介添え役がいて背中を押してくれるようです。先日の日本のテレビで「タレントが介添え役なしで何分後に飛び出す踏ん切りをつけられるか」という番組を面白おかしくやっていました。

日本にもバンジー・ジャンプの施設があり、そこでの死亡事故例はこれまでに1件のみだそうです。介添え役のものが飛び出すものに引っ張られ一緒に落下した結果、亡くなったということのようです。

それにしても、ずいぶん心臓にはよくない所業のように思えます。我々の目前でも中国人の男女ひとりずつが挑戦しました。バンジー・ジャンプ以外にも、スカイ・ウオークと称してマカオ・タワーの61階に相当するところの外周を何回かまわる(散歩する)という遊びがあります。もちろん安全装置をつけてのことですが、スリル満点でしょう。

先日、何かのテレビ番組で女優の竹内結子さんが「バンジー・ジャンプをしたい」と語っていました。前世が鳥ででもあったのでしょうか、あるいは何かを振り切りたいのでしょうか。きれいな顔をして怖いことを口にするものです。バンジー・ジャンプをする展望台から下の着地点を見下ろしたところ、また飛んだ人が途中で吊り下がっているようすの写真を次に掲げておきます。

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